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病院事業管理者からのごあいさつ

  皆様、こんにちは。この数年の間マスコミにて医療崩壊が叫ばれ、日本の医療、特に地域医療が危機に瀕していることが問題とされてきました。医師不足がその原因の一つであるとされてきました。確かに全国の医師の絶対数が少ないこともありますが、それよりも問題は、最近の入院医療の高度化に伴う勤務医の不足、救急医療を担う医師や小児科医の相対的減少が主要因だと考えられます。過酷な勤務を強いられるこれら勤務医が病院を離れ、残された医師にますます負担が強いられることから、その医師たちも病院を去るということが少なからず全国の病院で散見されました。当院も2~3年前はそのような厳しい時期がございました。ただ本院には優秀な指導医の頑張りによって、若い医師が徐々に集まり、活気ある医療を行える状況が維持できるようになりました。 
  昨今の医療のキーワードは、地域連携による地域完結型医療です。そして各自治体病院では「かかりつけ医」を持つことを推奨しています。限られた医療資源を有効に活用するため、たんに一施設ですべての分野をカバーして完結する医療ではなく、地域における各医療機関と連携して役割分担を行い機能分化する医療です。たとえば、三田市民病院では入院を必要とする急性期の医療や困難な疾患の診療を行い、亜急性期、慢性期には他の医療施設が診療を分担とするものです。
 皆さん方が普段からお付き合いできる「かかりつけ医」を持っていただくことをおすすめいたします。一次診療を各「かかりつけ医」で行っていただき、必要に応じて紹介をいただく病診連携を進めています。なにとぞ皆様にはご理解いただきたいと存じます。
  もちろん、医師、看護師などの人材を確保してよりよい医療を提供するとともに、経営的な裏付けを確保することが地域医療再生にとって重要課題であります。健全な経営の下、三田市民病院はこれからもチーム医療を通して、安全で良質な医療を提供し、地域の方々から信頼される病院として頑張り続けたいと思います。そのためにも地域における医療の役割分担を御理解いただき、地域の皆様に「かかりつけ医」の確保をお願いする次第です。

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