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胃カメラ

貧血や腹痛の原因を調べたり、腫瘍、ポリープ、癌などを診断するために行います。 その際、組織検査のため病変の一部をつまみとってくることがあります。 入院中の患者さんも行っていますが、基本的には、外来で行っています。

経鼻用(胃カメラ)について

食道、胃、十二指腸などの上部消化管に対する代表的検査は経口内視鏡検査ですが、前後の太さの内視鏡を挿入する際に舌や喉を刺激し、多くの方は咽頭反射を起こします。このため、内視鏡検査は"つらい"、"苦しい"と感じている人が多いのではないでしょうか。検査時の苦痛を軽減させることを目的に、経鼻的に挿入できるように内視鏡を細くする試みが行われてきました。経鼻的に挿入すれば、咽頭反射はほとんど起こりません。2001年から極細径内視鏡が製品化されていますが、検査中の負担が軽く、また安全性、操作性、性能に問題はなく、大変注目されています。また、従来の内視鏡より柔らかく、画像がやや荒く暗い印象がありますが、操作性、診断能力に支障はありません。検査中の負担が軽いため、前投薬もほとんど不要で、また安全です。検査中の会話が可能ですので、患者さんはリラックスでき、意思の疎通が円滑になります。検査対象の患者様は、経口的挿入が辛かった、開口が困難、鎮静剤が使用できない、上部消化管に狭窄がある等の患者様が適応になります。外来担当医師にご相談ください。

大腸カメラ

貧血や腹痛の原因を調べたり、腫瘍、ポリープ、癌などを診断するために行います。 その際、組織検査のため病変の一部をつまみとってくることがあります。 入院中の患者さんも行っていますが、基本的には、外来で行っています。

超音波内視鏡(EUS)

超音波内視鏡検査とは、内視鏡に超音波検査のプローブ(探触子)がついているものを超音波内視鏡(EUS)といいます。エコー検査と違って、胃や腸の中の空気や腹壁、腹腔の脂肪、骨が画像化の障害になることもなく、観察目的の近くから高い周波数の超音波をあてることができるため、高い分解能の超音波観察が可能になっています。

●超音波内視鏡(EUS)で何がわかるのか? 

食道、胃・十二指腸、大腸、胆嚢、膵臓など消化管の腫瘍などを詳しく調べる際に利用されています。消化管の内腔から超音波検査を行えるため、表面には見えない粘膜下の腫瘍の位置と大きさ、浸潤の度合い、悪性の程度、周囲の臓器との位置関係、周囲のリンパ節の状態を知ることができます。胆嚢ポリープの良性・悪性のおおよその判断が可能で、検出能力の最も優れた検査となっています。また、胆石、総胆管結石、胆嚢がん、胆管がん、膵臓がんが疑われる場合にも行われます。特に、診断が難しいとされている慢性膵炎と膵臓がんの診断には欠かせません。  

内視鏡膵胆管造影(ERCP)

ERCP(内視鏡的逆行性胆管膵管造影)とは、十二指腸に内視鏡を挿入して、その先から細いチューブを胆道、膵臓に挿入し直接胆管、膵管を造影する検査です。膵臓、胆道系疾患の診断には欠かすことができません。異常が発見されれば、検査中に細胞診を行ったり、結石除去やステント挿入等、内視鏡治療へと進んで行きます。

 

内視鏡用炭酸ガス送気装置

内視鏡を使って消化器官腔内に炭酸ガス(CO2)を送気することができる装置です。装置によって送気された炭酸ガスは空気と比べて生体吸収力に優れていることから拡張した管腔を速やかに収縮させ、患者さんの膨満感からくる苦痛を緩和することが期待できるので、よりスムーズで安全な内視鏡検査をサポートします。


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