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内視鏡センターの特徴

内視鏡センター長 田中 秀憲

田中 秀憲

年、内視鏡やその周辺機器の目覚しい発達に伴って、NBI(狭帯域光観察)・拡大内視鏡など、新しい技術が導入され、診断精度が向上し微小な癌の発見が可能な時代となってきました。一方、治療においては種々の処置具の開発により、以前は外科手術を要した早期がんなどに対しても内視鏡治療でのより低侵襲な治療が今や先進施設においては標準的な治療となりました。より専門化が進む中、当院では、2012年4月より、内視鏡センターを立ち上げ、運用を開始しています。消化管領域においては上部・下部消化管内視鏡検査、食道、胃、大腸、十二指腸の早期がんや耳鼻咽喉科と連携した咽頭領域の診断、治療、消化器外科との合同手術なども積極的に行っています。胆膵領域においてはERCP(内視鏡的逆行性胆管膵管造影)、EUS(超音波内視鏡)を用いた胆膵疾患診断のみならず超音波内視鏡下膵嚢胞ドレナージ(EUS-PCD)、巨大な総胆管結石に対する胆道鏡を用いた電気水圧衝撃波胆管結石破砕術(EHL)、また術後再建腸管に対するバルーン内視鏡を用いた胆膵治療といった高度手技にも取り組んでいます。

また当センターは当院の使命である北神・三田地域の消化器救急疾患の数多く受け入れています。内視鏡室は、救急外来と隣接しており総床面積 195.7㎡、3部屋の内視鏡検査室と隣接したⅩ線透視室を配置しており、診断後緊急上部・下部内視鏡治療から胆膵疾患治療まで最短移動距離での治療が可能な導線となっています。

外来内視鏡検査を受けられる患者様へ

内視鏡検査は「つらい」というイメージがありますが、楽に受けていただくため鎮静剤を積極的に使用し、6台のリクライニングチェアーを配置した回復室を設けて対応しています。

今後も、医師以外の看護師、臨床工学技士などスタッフと共同し、内視鏡チームとして、患者さんにより安全で高度な医療を提供できますよう努力していきますので、よろしくお願いいたします。

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