Date:2013年03月29日 Category:最近の活動報告 医療安全(看護部の取り組み)
「ヒヤリとした出来事を報告して共有する、改善案を考えて実践する」
日常の小さな「ヒヤリ」や「思いこみ」を見逃さないように、所属長や看護部リスクマネジメント委員を中心に、部署
内では頻繁にカンファレンスを行っています。言葉にして伝え話し合うことで危険に対するスタッフの認識は大きく
変化します。
看護師は注射や投薬の多くの場面で、医療行為の最終実施者となります。医師がオーダーし、薬剤師が調剤し
与薬は看護師が行う・・・看護師のニヤミスが発見されにくいのはこの最終行為に関わる機会が非常に多いためと
言われています。そのためおかしいと思ったことは、先輩後輩関係なく指摘し合える、風通しの良い職場風土で
あること、安全を意識したコミュニケーションが大切だと思います。看護管理者も毎朝、リスクミーティングを行って
います。他部署で経験したニアミスを未然に防ぎ、安全な看護を提供できるよう、情報をタイムリーに共有するため
です。そして、医療安全管理室と連携し、職種を越えてそれぞれの強みとアイデアを出し合い「安全の仕組み」
を強固にするため問題意識を持って、参加することが重要です。
「安全への取り組みへの参加」を医療職として当然の責務と捉え、医療者・専門職者として、日々「安全な医療の
提供」を目指したいと考えています。
看護部 医療安全担当