平日は午前・午後で内視鏡検査を行っています(午前に上部、午後に大腸)。基本的には鎮静剤を使用し苦痛の軽減を図っています(自家用車をご自身で運転してこられる方には鎮静剤の使用をご遠慮願うことがあります)。特殊光や拡大観察などの精密検査が可能で、早期癌の早期発見、診断に役立てています。 特殊な内視鏡検査として、カプセル内視鏡、小腸バルーン内視鏡、超音波内視鏡などを行っています。超音波内視鏡は、胆・膵疾患の診断に有効であり、針生検にて、病理診断を加えることもできます。
肝硬変・肝臓癌の7~9割はB型肝炎やC型肝炎などのウイルス性肝炎が原因です。B型肝炎はインターフェロン治療・抗ウイルス薬の治療でウイルスの活動性を抑えることができます。C型肝炎は抗ウイルス薬(DAA、直接作用型抗ウイルス薬)の飲み薬が登場し、副作用が少なく、ウイルスの完全駆除が可能となりました。ウイルス性肝炎にかかった方は、ウイルスの活動性がなくなっても癌の発生は皆無にはなりません。定期的な画像検査が必要で、早期発見・早期治療(RFA:ラジオ波焼灼療法、TACE:肝動脈塞栓療法)を心がけています。
クローン病、潰瘍性大腸炎という病気があります。原因が不明なことが多く、難病指定されていますが、内服薬以外に顆粒球除去療法(透析治療)や抗体治療などの治療方法が進歩してきています。当院でこのような内科的治療が可能ですが、重症例は特殊な手術が必要なこともあるため、その際は兵庫医科大学の炎症性腸疾患科と連携し治療を依頼しています。
消化器には癌が好発します。抗がん剤治療の進歩により、生存期間が延長し、在宅治療が可能となってきています。当院では外来化学療法室を設け、外来治療を推進しています。抗がん剤治療は各種ガイドラインに従い治療方法を選択しています。新しい抗がん剤として免疫チェックポイント阻害薬が登場し、話題となっています。一部の胃癌にも使えるようになったため、対策チームを立ち上げ、使用できる体制作りをしています。
外来担当医表をご確認ください
上部消化管内視鏡検査 | 4209件 |
下部消化管内視鏡検査 | 2916件 |
内視鏡的異物除去術 | 2件 |
内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)(食道/胃/大腸) | 118件 (24/52/42) |
内視鏡的粘膜切除術(EMR) (胃/十二指腸/大腸) | 448件 (4/6/438) |
消化管拡張術・ステント留置術(食道/十二指腸/大腸) |
20件 (7/2/11) |
食道静脈瘤治療(EVL(結さつ術)/EIS(硬化療法) | 14件 (7/7) |
胆膵内視鏡処置(ERCP関連) | 278件 |
胆膵超音波内視鏡(EUS/FNA) | 128件(FNA9件) |
小腸内視鏡(カプセル内視鏡/シングルバルーン内視鏡) | 6件 (2/4) |
肝臓癌治療(肝動脈塞栓術/ラジオ波焼しゃく術) | 15件 (8/2/5) |
肝膿瘍、胆道ドレナージ | 7/9 |
腹部超音波検査 | 2977件 |
中村 晃 | 副院長 | 昭和58年卒 | |
|
![]() |
||
田中 秀憲 | 部長・診療部長 | 平成6年卒 | |
|
![]() |
||
池田 敦史 | 医長 | 平成20年卒 | |
|
|||
小中 義禎 | 医長 | 平成22年卒 | |
|
|||
髙田 良平 | 医長 | 平成23年卒 | |
|
|||
徳永 貴史 | 副医長 | 平成28年卒 | |
|
|||
伊藤 亮 | 医員 | 平成29年卒 | |
大島 慎太郎 | 医師 | 平成31年卒 | |
沼田 潤 | 医師 | 平成31年卒 | |
中川 篤志 | 医師 | 令和2年卒 | |
吉田 美央 | 医師 | 令和3年卒 | |
山本 修司 | 非常勤医師(京都大学) | ||
堂垣 美樹 | 非常勤医師 |