聴性脳幹反応(ABR)
ABRとは?
新生児や高齢者など、音が聞こえたかどうか返事をできない人に行う聴力検査(他覚的聴力検査)です。また、感音性難聴であることが分ったときに、障害の場所を明らかにするためにも行われます。
ベッドに横になり、左右の耳たぶと頭部(頭頂部とひたい)の計4カ所に電極を貼り、ヘッドホンを付けていただきます。ヘッドホンから音が聞こえると脳が反応して脳波に変化が生じるため、その波形をコンピュータ処理して画面にあらわします。

何がわかるのか?
内耳(蝸牛)から脳までの聴神経の伝達経路のどこに異常があるかを調べることができます
検査時に注意することは?
- 長時間の検査になりますので、お手洗い等は済ませておいてください。
- 検査中は体を動かしたり、お話をしたりしないでください。
- 乳幼児では、睡眠薬で眠った状態で検査します。

検査時間は?
60分程度です。