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臨床検査科

 超音波(エコー)検査

経食道心エコー検査

どんな検査?

先端に超音波装置がついた胃カメラのような直径1㎝程度の細い管(プローブ)を飲み込んでいただき、心臓の様子を調べる検査です。

何がわかる検査?

心臓のすぐ後ろにある食道から超音波を当てて心臓や血管を観察するため、骨や肺、脂肪などの影響が少ない検査です。通常の心エコー検査では見えにくい所に血栓がないか、弁の状態や心臓の壁に穴が開いていないか、胸部大動脈のプラークの有無、拡張や解離がないかを調べます。

検査時に注意することは?

  • 検査中の嘔吐を避けるため、昼食は食べずにいらしてください。
  • 検査を受けられる方がお車で来院される場合、必ず運転できる方とご一緒にいらしてください。検査中は眠くなるお薬を点滴で投与します。危険ですので検査後の運転はやめてください
  • 多少時間がかかりますので、トイレはあらかじめ済ませておいてください
  • はずれる入れ歯は外していただきます。眼鏡も外していただきます。
  • 検査前に喉の麻酔を2種類行います。(ゼリー状のものとスプレー)
  • ゼリー状のものは3分間飲み込まずに喉の奥にためておいてください。3分後に飲み込んでいただきます。しっかりため込んでおく方が喉の麻酔が十分に行えます。
  • 検査中は体を左横向きになっていただき、プローブを噛まないようにマウスピースを加えていただきます。
  • 検査前後に血圧、酸素飽和度(SpO2)を測定します。
  • 検査終了後は喉の麻酔がとれるまで1時間程度は飲食をしないでください。誤って気管に入ってしまう恐れがあります。お口をすすぐ程度のうがいはしていただいて構いません。1時間程度経過したら少しお水を飲んでみて むせることがないようでしたら、お食事をとっていただいても結構です。
  • 食道に疾患がある方はこの検査を受けることができませんので、事前にお知らせください。

検査時間は?

検査前の喉の麻酔も含め約60分ですが、病気の種類や患者さんの状態などにより異なります。