診療科・センター・部門
臨床検査科

誘発筋電図検査(顔面神経)

顔面神経が正常に機能しているか調べる検査です。顎や耳の下を電気で刺激をして、誘発される筋反応から刺激に反応する強さや速度、波形を分析する検査です。

NET(nerve excitability test 神経興奮性検査)

顎や耳の下などにクリームをつけ顔面神経を刺激します。筋肉の収縮を肉眼的に観察し、動きに必要な最小の電流値を出します。

何がわかるのか?

顔面神経麻痺がある場合に行います。電気刺激を加え左右差がないか確認し差があれば障害が大きいという指標になります。

検査時間は?

約10分ですが、病気の種類や患者さんの状態などにより異なります。

ENoG(electroneurography 電気的診断法)

顔の表面に電極を貼り、耳の後ろあたりを刺激する検査です。得られた波形から振幅を求め左右の比を出します。

何がわかるのか?

顔面神経麻痺がある場合に行います。神経変性の程度を客観的に捉えることが可能で、予後を比較的早期に判断できます。

検査時間は?

20~30分ですが、病気の種類や患者さんの状態などにより異なります。

検査時に注意することは?

  • 特に食事制限はありません。
  • 低周波マッサージ器ほどの電気刺激をするため、人によっては痛みを感じる場合があるかもしれませんが体に害はありません。
  • 皮脂・角質を消毒用アルコールでふき取ります。消毒用アルコールでかぶれる方は事前にお知らせください。
  • ハイネックなど首元が隠れる服装は控えてください。