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臨床検査科

耳小骨筋反射

耳小骨筋反射とは?

耳の中に『耳小骨』と呼ばれる小さな骨があります。耳小骨は音を内耳に伝える大切な骨で、そこに付着する筋肉(耳小骨筋)は大きな音を聞くと内耳の障害を防ぐために収縮します。この収縮の程度を調べる検査です。

検査を行う方の耳にプローブ(耳栓)を入れ、反対側にはヘッドホンを付けて検査します。

徐々に大きな音を聞いていただき、耳小骨の収縮の様子を波形として表示します。

何がわかるのか?

顔面神経麻痺に有用な検査です。外傷によって耳小骨がはずれてしまったり、耳小骨が固まって起こる難聴では反射が低下します。

検査時に注意することは?

ヘッドホンをつけて行いますので、メガネ、ピアス、補聴器は外していただきます。

検査時間は?

10~20分程度です。