心臓センターについて
当院は平成21年(2009年)7月に心臓センターを開設し、冠動脈疾患(狭心症、心筋梗塞など)や心不全を中心に末梢動脈疾患、徐脈性不整脈、静脈疾患などの数多くの循環器疾患に対して、循環器チームで一丸となり24時間365日対応しています。
また、急増している様々な循環器疾患に対応すべく、令和5年(2023年)10月から頻脈性不整脈(心房細動、上室性頻拍など)に対するカテーテルアブレーション治療を再開し、多くの患者さんに治療を受けていただいています。令和6年(2024年)夏には約20年間使用した血管造影装置を更新し、常時3台稼働(内2台は最新型)できる状況になりました。

冠動脈インターベンション治療の分野ではワークショップやライブデモンストレーションを定期的に行っており、全国の循環器内科医師や医療スタッフ、海外医師などに最新の情報を発信しこの領域での発展に貢献しています。(当院循環器内科の特色)
当院は今後済生会兵庫県病院との再編統合を控えています。新病院から新規追加される心臓血管外科を見据えて、弁膜疾患や大血管の治療など全ての循環器疾患に対応できるセンターに進化して行く準備を進めています。済生会兵庫県病院の循環器内科との連携も始まっており、総勢約20人の常勤循環器内科医と専攻医、多くのメディカルスタッフでより広域における循環器疾患に対する診療体制を整えています。新病院まで移行期間も絶え間なく患者さんのニーズにしっかり応えるセンターであり続けるようにスタッフ全員で務めて参ります。
心臓センターの特徴
- 24時間365日の循環器救急疾患対応(循環器内科医師常駐)
- 循環器ホットラインの設置(近隣医療機関及び救急隊からの直接依頼)
- 心臓センター外来の実施(平日午前)
- セカンドオピニオン外来(他院で冠動脈インターベンション治療が困難と判断された、もしくは冠動脈バイパス手術が必要と判断された患者さん、治療相談にお越しください)
- 心臓超音波検査(経胸壁、経食道)の実施
- 心臓CT(冠動脈、心機能評価)、核医学検査用装置(狭心症や心筋疾患の検査)の導入
- 最新の血管造影装置(心臓専用2台、汎用機 計3台常時稼働)の導入
- 救急重症病棟内に循環器重症患者専用病床(CCUと同等の設備)の設置
- 循環器専用病棟(4階西病棟)、病棟内の循環器重症患者の亜急性期病棟(HCCU)の設置
