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耳鼻いんこう科

主な疾患と治療法【耳鼻いんこう科】

下記のような病気でお悩みの方をかかりつけ医からご紹介いただき、診断・治療を行っています。

耳の疾患

慢性中耳炎

鼓膜に穿孔があり、耳漏・難聴などの症状がでる状態です。耳漏が繰り返すと難聴が進行してしまうことが多くあります。鼓膜の穴を閉鎖する手術を行っています。

真珠腫性中耳炎

中耳に真珠腫という腫瘍ができて、周囲の骨を溶かしながら増大します。耳漏が出ることも多く、進行するとめまいや顔面神経麻痺などが生じることある病気です。真珠腫を摘出する手術を行っています。

外耳道腫瘍

耳の穴に腫瘍ができる病気です。良性のことが多いですが、悪性腫瘍のこともあります。

難聴

原因不明の難聴に対する検査を行っています。まれに聴神経腫瘍など、耳の奥に病気が見つかることがあります。

鼻の疾患

副鼻腔炎

副鼻腔に慢性炎症、炎症を繰り返すような状態に対して、精密検査、原因作などを行っています。手術療法、生物学的製剤注射による治療などを行っています。
鼻・副鼻腔良性腫瘍に対する検査を行っています。良性腫瘍は摘出術を行っております。

鼻出血

繰り返す、止まらない鼻出血に対する治療、検査を行っています。

咽頭、喉頭の疾患

急性咽頭炎、急性扁桃炎

咽頭、扁桃の炎症により食事が食べられなくなり、自宅での療養が困難になった場合の入院加療を行っています。

慢性扁桃炎

扁桃炎を繰り返してしまう状態です。年に2-3回ほど繰り返している場合には手術(口蓋扁桃摘出術)を勧めさせていただいております。

喉頭蓋炎、喉頭浮腫

喉頭は気管・肺の入口にある部分ですが、大変狭く、炎症により閉塞することがあります。喉の痛みが強く食べられないときに喉頭が腫れている事があり、緊急の対応が必要となる事があるため、入院での経過観察を行っています。

小児睡眠時無呼吸

小児睡眠時無呼吸はアデノイド切除、扁桃摘出での改善率が高い疾患ですので、ご紹介いただいた患者さんに手術を行っています。

咽頭腫瘍、声帯ポリープ、喉頭腫瘍

咽頭、喉頭、声帯の腫瘍の組織採取、検査などを行っています。良性腫瘍は摘出術を行っています。

腫瘍性疾患について

耳鼻咽喉科が扱う腫瘍として、頸部リンパ節腫脹、正中頚嚢胞、側頸嚢胞、耳下腺腫瘍、顎下腺腫瘍、甲状腺腫瘍などがあります。これらの疾患に対して、穿刺細胞診、MRIなどの侵襲の少ない(痛みの少ない)を行い、治療方針を検討します。
手術を行う場合には神経の損傷を避けるため、神経刺激装置や神経モニタリング装置を使用して神経の位置を確認しつつ、丁寧な手術を行っております。
顎下腺唾石における顎下腺摘出術も同様に行っております。