2020年5月 1日掲載
カテーテル操作の基本は心血管インターベンション学会(CVIT)認定の指導医である私が責任を持って指導します。頑張り次第では、後期研修医の先生でもPCIやEVTをどんどんやって頂きます。実際、当院では後期研修3年目の医師が複雑な石灰化病変や分岐部病変の治療も行っています。また、当科のメンバーは皆仲がいいので、とても良い雰囲気で日々の診療を行っています。後期研修医であれば、年齢は問いません。少しでも興味のある先生は見学に来て下さい。きっと当センターの一員になりたいと思って頂けると思います。
心臓センター長 吉川 糧平
当科ではスタッフ9名で力を合わせて,循環器疾患全てに対する診療を行っております。
特にカテーテル治療に力を入れていますが,症例数を増やすことではなく,安全で確実な治療を行うことを第一に考えています。
上級医のアシストの元で治療を実施すると共にインカム(イヤホン)による指導も行っており,きめ細やかな治療技術の習得が可能です。
高名な術者を招待したライブデモンストレーションも定期的に開催しております。
血管造影室には複数のモニターを設置しており,三部屋あるカテ室の様子が一目で分かるようになっています。
病棟にもモニターがあり,カテ室の進行状況が確認できます。
当院ではオンとオフの切り替えを重視しています。
当直や待機がない日の夜間や休日は完全フリーになっており、当直医が対応します。
循環器内科のメンバーはみな仲が良く、雰囲気もとても良いため働きやすい環境です。
海外のDrも当院のカテーテル治療を見学に来られています。
当科では2017年10月に導入した最新機種 Azurion7 C12 を含む計3台の血管造影装置を使用しています。
ステント強調画像や冠動脈造影のロードマップをリアルタイムで表示可能など最新機能を搭載。
以前の機種と比較して,放射線被曝量を50%以上低減しており,患者様のみならず術者にとっても安心できる血管造影装置です。
私が循環器内科を志望してまず考えたことは、「どの専門領域に進むにせよ,PCIを高いレベルでできるようにならなければいけない」ということでした。そのため、多数の症例を経験でき、手技に関してしっかりとした指導が受けられることが非常に重要でした。
そして、様々な病院を見学した中で志望したのが三田市民病院です。当院の循環器内科部長で日本屈指のカテーテル治療医である吉川先生を筆頭に多くのPCIオペレーターが在籍しており,十分な指導を受けることができます。カテーテル手技中には上級医のアシストの元で治療を行うと共に、吉川先生からも術者が付けているインカムを通じて指導が行われます。 検査、治療中に丁寧で正確な指導を受けられることは手技の上達に直結していると思います。
私自身は卒後3年目の2017年4月からの2年間で術者としてCAGを380例,PCIを62例行っており大変多くの件数を担当させていただいています。また、病院全体としては直近の1年間にIABP33例、PCPS18例、心筋生検11例など様々な観血的検査、処置を行っており、重症例の対応についても勉強できます。手技だけではなく、心臓MRI、冠動脈CT、心筋シンチといった昨今の循環器診療に必須な画像診断に関しても専門の医師が在籍しており非常に質問しやすいですし,経胸壁心エコー検査も年間3700例、経食道心エコー検査は年間74例と十分な症例数があります。不整脈については当院で治療を行うだけでなく、週に1回神戸大学病院に行きカテーテルアブレーションなどの研修を受けさせていただいています。
また、当院に勤務してから驚いたことは、これだけの経験を積むことができる環境でありながら、プライベートも十分に確保されているという点です。当院では循環器当直を行っていますので、夜間や休日は当直医が対応してくれます。このため、平日は帰宅する時間が19時を過ぎることはあまりなく、病棟や救急が落ち着いていれば定時で帰ることも可能です。休日も当直などでなければ自由に過ごせます。 立地も良く、神戸まで車で30分程度、大阪まで電車で45分程です。仕事も、仕事以外の時間も充実させたい循環器内科医にとってはとても恵まれた環境と感じています。
以上のことから、PCIをはじめとした循環器診療を極めたい医師が自身のスキルを無理なく飛躍的に上昇することができるのが三田市民病院である、と自信を持ってお勧めいたします。
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募集人数 | 数名 |
応募資格 | 医師免許を有し、循環器内科を専攻し心臓カテーテル治療を中心により深く循環器を学びたい熱意ある方 |
選考方法 | 書類審査、面接により総合的に審査します |
処遇 | 下記問合わせ先までご連絡下さい。 |
問合せ先 |
メール 返信には数日いただくかもしれませんが、必ずご連絡しますので、お待ちいただけますようお願い致します。 |
お電話 079-565-8000(代表)にお電話頂き 循環器科 吉川 もしくは若山・多和にご連絡下さい。 |