診療科・センター・部門
脳神経外科

主な疾患と治療法【脳神経外科】

t-PA治療(組織型プラスミノーゲンアクチベーター治療)

近年、遺伝子組み換えによる組織型プラスミノーゲンアクチベーター(t-PA)が発症3時間以内の急性期脳梗塞に対して認可されたことより脳梗塞急性期の治療戦略が激変しました。t-PAは発症より短時間にその治療を開始することにより脳梗塞範囲を縮小させることができ、同時に症状の軽減、脳機能の保持が得られる可能性があります。さらに2012年よりその適応が発症4.5時間以内の急性期脳梗塞に拡大されたことにより、t-PA治療の恩恵をうける患者さんが増大することが期待されています。ただし、t-PAの強力な血栓溶解作用のゆえ、厳格な適応基準が定められています。当院では脳卒中担当医が、患者さんが搬送されてきてから45分以内にその適応を診断いたします。

脳腫瘍

Liniac knifeを用いた放射線手術により、脳の部位にかかわらずこれまでより低侵襲に、しかもより効果的に脳腫瘍の治療ができるようになっています。