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外来では良性疾患から悪性疾患の診断から治療に至るまで、幅広い診療を行っています。医療の進歩により検査や治療が多岐にわたりますが、当院でもハード面で不可能な検査(例えばPETなど)や不可能な治療
(例えば子宮筋腫の動脈塞栓療法や不妊治療等)もあります。それらをご希望の場合は、可能な施設に紹介させていただきます。またセカンドオピニオン外来など、特殊外来の枠は設けておりませんが、一般外来の中で対応させていただきます。またクリニカルパス(治療スケジュール)を多用し、患者さんに分かりやすい医療が提供できるよう努めています。
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子宮筋腫や卵巣嚢腫などの良性疾患に対しては、従来のお腹を切る開腹手術だけでなく、経膣的手術や腹腔鏡手術、子宮鏡手術といった患者さんに身体的負担が少ない手術もできる限り取り入れ、術後の早期回復を図っています。ただし適応と限界があるので担当医にお聞きください。
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子宮癌、卵巣癌などの悪性疾患に対しては、手術のみならず化学療法(抗癌剤治療)や放射線療法、抗癌剤放射線同時療法など、日本婦人科腫瘍学会のガイドラインに準じた治療を行っています。放射線療法は放射線治療専門医により行われます。手術後の追加治療としての化学療法は原則的に短期入院で行っています。
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手術所見によっては外科医師や泌尿器科医師等の協力を求め、より安全な手術を心掛けています。また手術時の麻酔は麻酔科医師の管理のもとに行い、術後の疼痛緩和も加味した麻酔法を選択しています。また症例によっては、病理専門医による手術中迅速病理診断を行い、術式の決定の判断材料としています。
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産科医療と同じく、合併症がある場合も他科の協力のもと、可能な限り対応いたします。しかし当院での対応が難しい症例に関しては、大学病院やがんセンターといった医療機関に紹介させていただきます。
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