三田市民病院

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■ 診療部及び看護部のご案内
   ・内科
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診療部及び看護部のご案内 産婦人科

●スタッフ紹介
神田 雅俊 部長

日本産科婦人科学会認定医、母体保護法指定医
宮本 岳雄 医長 日本産科婦人科学会認定医、母体保護法指定医

●診療内容の概要と特色

【産 科】
(1) 妊娠初期から分娩・産褥を通じて起こりうる様々な異常に対して、24時間体制で対応しています。ただし休日及び夜間診療については、原則的に当院かかりつけの方が対象になります(他院からの紹介状をご持参の場合は診察いたします)
(2) 最新の4D超音波機器(胎児の立体画像が見れる)や胎児総合監視システムを導入し、より確かな診断に役立てています。
(3) 他科の疾患が合併している場合は、関連診療科の協力を仰ぎ、他科と連携しながら慎重に管理させていただきます。ただし専門医がいない合併症をお持ちの場合や、合併症が重症の場合は大学病院などの専門医がいる施設に紹介させていただく方針としています。
(4) 分娩は予約制としています。当院で分娩希望の場合は外来で分娩予約をしていただきます。また里帰り分娩も受け入れています。里帰り分娩希望の方も外来で予約していただき(ご家族の代行でも可)、遅くとも妊娠34週の健診から当院を受診してください。
(5) 妊娠中の生活(例えば体重コントロールなど)や妊娠中から産後にかけての乳房管理など、不安をお持ちの方には、助産師による外来保健指導を行っています。 最新の4D超音波機器
(6) 自然分娩が基本で、積極的な計画分娩は原則的に行っていません。分娩誘発は医学的適応(理由)があり、患者さん及びご家族の同意が得られた場合のみに行っています。
(7) 帝王切開や筋腫の摘出術を行った経験のある妊婦さんの分娩は帝王切開をお勧めしています。つまり帝王切開後の経膣分娩は行っておりません。また骨盤位の場合も帝王切開をお勧めしています。帝王切開時の麻酔は原則的に麻酔科医師が行い、安全な手術を心掛けています。
(8) 新生児は全て、小児科医師による診察を受けていただきます。出生後に小児科医師の判断によりNICU(新生児集中治療室)のある施設に転院していただくことがあります。
(9) 妊娠経過観察中に当院では対応が難しい場合(例えば未熟児出産が予想されるなど)は、大学病院や周産期センターなどの高次医療機関に転院していただくことがあり(母体搬送)、より安全な医療体制の中で、安心して出産していただけるように病院間連携を図っています。 胎児の心エコーの画像
(10) その他、母親学級、母子同室、立会い分娩、カンガルーケア等も行っています。詳しくは産婦人科外来にお問い合わせください。

【婦人科】
(1) 外来では良性疾患から悪性疾患の診断から治療に至るまで、幅広い診療を行っています。医療の進歩により検査や治療が多岐にわたりますが、当院でもハード面で不可能な検査(例えばPETなど)や不可能な治療 (例えば子宮筋腫の動脈塞栓療法や不妊治療等)もあります。それらをご希望の場合は、可能な施設に紹介させていただきます。またセカンドオピニオン外来など、特殊外来の枠は設けておりませんが、一般外来の中で対応させていただきます。またクリニカルパス(治療スケジュール)を多用し、患者さんに分かりやすい医療が提供できるよう努めています。
(2) 子宮筋腫や卵巣嚢腫などの良性疾患に対しては、従来のお腹を切る開腹手術だけでなく、経膣的手術や腹腔鏡手術、子宮鏡手術といった患者さんに身体的負担が少ない手術もできる限り取り入れ、術後の早期回復を図っています。ただし適応と限界があるので担当医にお聞きください。
(3) 子宮癌、卵巣癌などの悪性疾患に対しては、手術のみならず化学療法(抗癌剤治療)や放射線療法、抗癌剤放射線同時療法など、日本婦人科腫瘍学会のガイドラインに準じた治療を行っています。放射線療法は放射線治療専門医により行われます。手術後の追加治療としての化学療法は原則的に短期入院で行っています。
(4) 手術所見によっては外科医師や泌尿器科医師等の協力を求め、より安全な手術を心掛けています。また手術時の麻酔は麻酔科医師の管理のもとに行い、術後の疼痛緩和も加味した麻酔法を選択しています。また症例によっては、病理専門医による手術中迅速病理診断を行い、術式の決定の判断材料としています。
(5) 産科医療と同じく、合併症がある場合も他科の協力のもと、可能な限り対応いたします。しかし当院での対応が難しい症例に関しては、大学病院やがんセンターといった医療機関に紹介させていただきます。